【庭にアウトドアリビングを!】ウッドデッキのある上質な暮らし方
お庭のリノベーションや新築の打合せの中でウッドデッキを検討していると…。
「うまく活用できるかなぁ?」
「憧れはあるけどどうやって使ったらいいのかしら?」
などといろいろ気になることが出てきますよね?
せっかくウッドデッキを作るなら家族みんなで有効に活用したいもの。今回は、生活を豊かにするウッドデッキの活用方法や素材ごとのメンテナンス方法について詳しくご紹介!
皆さんのライフスタイルに合わせた、魅力的なウッドデッキの使い方をイメージしてみてくださいね。
【もくじ】
【① ウッドデッキを設置するメリット】
【② ウッドデッキの活用方法】
【③ ウッドデッキにプラスαを!】
【④ ウッドデッキの素材とメンテナンス方法】
【⑤ まとめ】
【① ウッドデッキを設置するメリット】
ウッドデッキはアイディア次第で様々なことができる空間です。おうちの中と外を上手につなぐことで、ライフスタイルをより豊かに楽しくしてくれます。
では、ウッドデッキにはどのようなメリットがあるのかご紹介しますね。
【①-1 部屋を広く見せることができる】
室内からウッドデッキへ続く空間は、視界を広げて部屋と一体に魅せることで開放感を演出できます。天気の良い日など窓を全開すれば、太陽光と自然の風を感じる心地良い時間を過ごすことができますよ。
【①-2 赤ちゃんや子供にやさしい】
ハイハイする赤ちゃんやゴロンと寝転がるお子さんと一緒に遊ぶならウッドデッキはベストな空間。ウッドデッキの中でも、ささくれやひび割れが起こらない人工木の素材がオススメです。
外で遊ぶときは、雑巾でしっかりと砂ぼこりを取ってから使ってくださいね。
【①-3 照り返しの防止】
夏場の暑い日には照り返しという現象が起こります。
ホワイト系・ベージュ系のタイルを使ったデッキだと、日光が鏡に反射したように室内まで入り込んでしまいます。その点はウッドデッキなら全く心配ありませんよ。
【② ウッドデッキの活用方法】
自宅にウッドデッキを作るなら、まずは使い方のイメージをしておくのが大切。どんな使い方をするかによって大きさや設置場所・素材などをきちんと選ぶことができるんです。
いくつか活用方法をご紹介しますので、皆さんのライフスタイルに合わせた具体的なイメージを思い浮かべてみてください。
【②-1 植物いっぱい!ボタニカルスペースとして】
植物が大好きで、お花屋さんや雑貨屋さんでかわいらしい植物を見かけると買わずにいられないあなた。
心に癒しを与えてくれる植物はとても大事な存在ですが、部屋に置くスペースも庭に植えるスペースも限られていますよね。そんなときはウッドデッキに置くことで、外にいても部屋にいてもお気に入りの植物をじっくり見て楽しむことができますよ。
【②-2 ホームパーティーをしてみませんか?】
先ほどもご紹介したように、部屋を広く感じさせることができるウッドデッキ。感じさせるだけでなく実際に広々と部屋を使うことができます。
リビングやダイニングにつなげてウッドデッキを作れば、大人数が集まるホームパーティーの会場に!キッチンからダイニング・ウッドデッキまでをつなぐように、たくさんの仲間たちと楽しい時間が過ごせます。
ウチとソトをつなぐ『橋渡し』それがウッドデッキなんですね!
【②-3 我が家でアーバングランピング!】
グランピングという言葉、最近よく耳にしませんか?「グラマラス」と「キャンプ」を掛け合わせた造語で、豪華で快適なアウトドアレジャーを楽しもうというのがグランピングです。
でも施設のある大自然まで遠出するのは大変だという方には、ウッドデッキを活用したグランピングがおススメ!手持ちのキャンプ道具やランタン・クッションなどを並べて家族みんなで雰囲気作り。
とっても楽しい「おうち時間」が楽しめますよ!
【②-4 仕事スペースとして】
テレワークやリモートワークが身近になってきている今日この頃。部屋の中にこもりっきりでは考えが煮詰まってしまいますよね。
暖かい晴れた日には、ウッドデッキでパソコンを開いてみてはいかがですか?新しいアイディアが、空から降ってくるかもしれませんよ!
【②-5 トレーニングスペースとして】
日々の運動不足解消に、ウッドデッキは最適!
1日の日光浴は20分が効果的ともいわれています。わざわざ散歩に出かけずに、リビングから一歩出るだけのウッドデッキは気軽に使えるトレーニングスペースです。
簡単なストレッチからゴムチューブを使った運動、マットを敷いて葉音を聞きながらのヨガもオススメですよ。
【②-6 夜のウッドデッキ】
ウッドデッキが使えるのは昼間だけではありません。
静かな夜にウッドデッキでお月見や天体観測はいかがですか?大きなラグをデッキに敷いてゴロンと寝転んで見る夜空…。
日々の疲れも飛んでいきそうですよね!
【③ ウッドデッキにプラスαを!】
ウッドデッキにプラスαをすることで、より過ごしやすくなるアイテムをご存じですか?ご家族のライフスタイルに合ったプラスαアイテムをチェックしてみてくださいね。
【③-1 フェンスや門扉】
小さなお子さんや高齢者がいるご家庭には、転倒や転落防止のフェンスの設置も。家族が安心してデッキで過ごすためにも安全対策はしっかりしておきましょう。
脱走防止でデッキを囲めば、愛犬のための小さなドッグランにも早変わり!
【③-2 日除けや屋根】
屋根を付ければ急な雨でも洗濯物が濡れる心配がなかったり、夏場の暑い陽射しからお子さんやペットを守ってくれます。雨に濡れないことでウッドデッキの持ちも良くなる一石二鳥!
布製のタープやパラソルで作る日陰は、家事の合間に一息入れる読書スペースにもなりますよ!
【③‐3 ガーデンファニチャー】
ウッドデッキで快適に過ごすにはガーデンファニチャーは欠かせない存在。
テーブルとチェアのセットは定番ですが、ウッドデッキで使うならラグとクッションの組合せもおススメ!木のぬくもりを感じながらリラックスした姿勢で過ごすことができますよ。
憧れのハンモックを設置してみても良いかも知れませんね!
【④ ウッドデッキの素材とメンテナンス方法】
ウッドデッキが多く採用され始めた20数年前、主流の材料はレッドシダーなどのソフトウッドでした。柔らかく扱いやすいため人気がありましたが、水分を含みやすくメンテナンス次第では腐ってボロボロになってしまうことも…。
現在、ウッドデッキによく使用されている素材は「ハードウッド」と「人工木」。いずれもメンテナンスが容易で長持ちする素材ですので、これからウッドデッキをお考えの方にはオススメの素材です。
【④-1 ハードウッド】
ハードウッドは別名『アイアンウッド』と呼ばれる硬質の木材。「イペ」や「ウリン」などの名前は、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?これらはハードウッドは熱帯雨林で育つ非常に密度の高い材料で、水分を含みにくく腐りが出にくい特徴を持っています。
耐久性が高いため日常的なメンテナンスは表面のホコリやゴミを掃く程度。ヒビやささくれなどのチェックはお忘れなく。
【④-2 人工木】
エクステリアメーカー各社から販売されている人工木デッキは、腐食に強くメンテナンスが簡単な商品です。木粉と樹脂を加工した商品で「反り」や「割れ」がなく、紫外線による退色も少ないので色あせもほとんどありません。
表面の軽い汚れは濡らした布で拭き取る程度で大丈夫。汚れがひどい場合には柔らかいブラシと中性洗剤で洗ってみてくださいね。最後は洗剤が残らないようにしっかり水洗いして終わりです。
【⑤ まとめ】
いかかでしたでしょうか?
住む人のおうち時間をより快適にしてくれるウッドデッキ。
皆さんも家族にあったオリジナルの使い方で、ウッドデッキをフル活用した上質な暮らし方をしてみてくださいね!
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【ブログ作者】
アルテデザインガーデン株式会社
代表 栗林 宏行
ガーデン・エクステリアの設計施工の専門店【アルテデザインガーデン】代表。
これまで5000件以上の案件の設計を手掛けてきた経験から、トレンドに流されない本質を極めたデザインを提案するためADG Arte Design Gardenを設立 。香川県高松市を拠点としており、大阪・兵庫・京都・徳島など他府県の物件も多数手掛た実績を持つ。一般住宅の外構・庭デザインを中心に商業施設ガーデンスペース・公園・街並み計画の他、過去には外構・エクステリア業界紙『月間 エクステリアワーク』表紙イラストの作画を担当。施工例はエクステリアメーカーのカタログ等に多数掲載されている。