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【寒さが厳しくなる前に!】エクステリアやお庭の冬支度

【寒さが厳しくなる前に!】エクステリアやお庭の冬支度

日に日に寒さが厳しく感じ、本格的な冬がやってきましたね。寒い冬空の下ではあまりお庭に出たくないという方も多いと思います。でも、思い出してみてください。あの暑い暑い真夏の庭よりはましだと思いませんか!?熱中症になる心配も無いですし、何よりも害虫が少ないのが良いですよね。そう考えると意外と過ごしやすい(防寒だけはしっかりしないといけませんが…)冬の庭で、この時期ならではの冬支度をしておきませんか?

今回は、寒い冬だからこそやっておきたいエクステリアやお庭の冬支度をまとめました。この季節に済ませておくと、翌春のおうちの外部空間がすっきりと気持ちよくなりますよ!全部やらなくても大丈夫。気になっている事やってみたかった事からひとつずつチャレンジしてみてくださいね。

【もくじ】
【① 冬季剪定】
【② 植物の寒さ対策】
【③ 土壌改良】
【④ お庭の大掃除】
【⑤ 冬枯れの庭とエクステリアを楽しむ】
【⑥ まとめ】

【① 冬季剪定】

剪定は樹木も美しく健康に保つためには欠かせない作業のひとつです。剪定の時期ですが、人間の髪の毛のように伸びたら切れば良いという訳ではないんです。樹種に合わせた適切な時期に剪定することが、それぞれの木をよりきれいで健康に保つ秘訣となります。冬季剪定とは植物の休眠時期に、春に備えた剪定を行うこと。冬季に剪定を行うことで、養分や水分を吸い上げやすくして成長を促します。また、樹形を整えることも大きな目的のひとつです。

冬季剪定に向いている樹種は、大きな分類で言うと落葉広葉樹です。主な種類では、ヤマボウシ・ハナミズキ・モミジ・アオダモ・サルスベリなど。葉っぱが落葉した後に、枝ぶりや樹形全体を見ながら剪定をするようにしましょう。

剪定は不要な枝をカットするのですが、その不要枝も「徒長枝」「平行枝」「ひこばえ」「絡み枝」など色々な種類があり、どれを切れば良いか悩んでしまうことも多いと思います。難しく考え込んでしまうと作業が進みませんので、少し離れた位置から植木を見て、混み合ったり絡み合って窮屈そうな枝からカットしてみましょう。その際に枝の途中で切るのは厳禁です。自然樹形が保てなくなりますので、枝の付け根でカットするようにしましょう。自分で剪定するときには、自然に生えている木をお手本にするのも良いですね。里山や公園などで観察してみるようにしましょう。

【② 植物の寒さ対策】

植物は種類によって耐寒温度が異なります。冬の間、何も手を掛けなくても問題無い種類もあれば、手助けが必要なものもあるんです。ここでは一般的な冬越しの方法をご紹介しますが、寒さ対策を始める前にはお庭や花壇で育てている植物の耐寒性についてしっかり調べておくようにしましょう。

【②-1 マルチング】

土の表面を保温する対策として効果的なのが「マルチング」。マルチング材を敷くことで、保温や保湿の効果が上がり植物の根を寒さから守ることができます。また、泥はねや雑草の防止にも効果がありますよ。よく使用されるマルチング材としては、腐葉土・ピートモス・バークチップ・ウッドチップ・藁など。こだわりのマルチング材を敷きこめば、見た目も明るくおしゃれにすることができますよ。

【②-2 霜よけ】

マルチングでは寒さ対策に不安な場合は、植物全体にカバーをかぶせて霜よけをしましょう。市販されているプラスチックの半球形の霜よけカバーをかぶせたり、周りに支柱を建ててビニールで覆うのも手です。いずれにしても、ぴったりと覆い過ぎてしまうと温度が上がった日中に蒸れてしまいますので通気できるような工夫が必要です。

【③ 土壌改良】

【③-1 天地返し】

冬は樹木の根が休眠状態となり、周囲からの影響を受けにくい状態となります。土を掘り起こしても植木へのダメージが少ないため、土壌改良や施肥などに最適な時期となっています。1年を通して様々な植物を植え込んだ土の中には、害虫の卵や幼虫・細菌などが住み着いています。そのままにしておくと土の状態が悪化してしまいますので、冬の寒さを利用した土壌改良を行いましょう。

冬の土壌改良の代表「天地返し」は冬の間に土壌の表層と深層を入れ替えることで、土壌の奥深くで越冬しようとしていた害虫や病原菌、雑草の根などを寒さに晒して退治すること。大きなスコップやシャベルを使って花壇の土をなるべく深いところから掘り返します。30センチ以上は掘り返し、土の上下を返します。1か月ほどはそのまま冬の寒さに晒し、日光もよく当てておきましょう。その際、石や植物の根、ゴミなどを発見したら取り除くようにしてくださいね。

【③-2 寒肥】

次の1年の植物の成長を決めるのが寒肥だと言われるほど、園芸作業の中では大切な作業です。多くの植物は冬に休眠し、春には目覚めて芽を出しますが、地上部がまだ眠っている早春の3月頃には地下部の根っこは一足早く目覚めています。根が先に目覚めることで、春の芽吹きに向けた活動を行っているのです。

寒肥は、その根の活動時期に合わせてじわじわと溶け出し、効果が持続するような肥料のことを言います。一般的には1~2月頃に油かす、牛糞、鶏糞などの有機肥料を与えます。植物は根の先端から養分を吸収していますので、肥料はなるべく根の先端付近に与えることがポイント。でも、根って地中にあるのでどこが先端かわからないですよね!?植物は地面を境に地上部と地下部の大きさが同じように成長しているので、樹冠(枝葉が繁っている範囲)の先端の下に肥料を与えるようにしましょう。中高木類の場合は3~6か所に深さ20センチほどの穴を掘り、そこに肥料を埋めます。昨年も寒肥をやった場合には、埋める穴の位置をずらすようにしましょう。

【④ お庭やエクステリアの大掃除】

剪定した枝、まだしぶとく残っている雑草、くたびれてしまった草、落ち葉などはこの時期にまとめてゴミに出すようにしましょう。(ゴミ出しはそれぞれの地域の決まりを守ってください。)病気で落とした落ち葉には病気の原因となる菌が潜んでいたり、枯れ木には害虫の卵が隠れていることもありますので、長期間置きっぱなしは避けて冬の間に処分してしまいましょう。

また、以前のブログ【外構・エクステリアのお手入れ方法】メンテナンスで綺麗に長持ち!でもご紹介していますが、構造物のメンテナンスやエクステリアのお掃除もぜひこの時期にやってしまいましょう。木製のウッドデッキやフェンスの塗り替えをこの時期に行うと、空気が乾燥していますので作業が進めやすいですよ!ゴールデンウィーク辺りに一度はされましたか?外構やエクステリア部分のお掃除。この時期にももう一度お手入れしておきましょう。すっきりとした気持ちで年末年始を迎えることができますよ!

【⑤ 冬枯れの庭とエクステリアを楽しむ】

春や初夏の青々とした緑、色とりどりに咲く花がお庭の最大の楽しみではあるのですが、冬の庭にはそれなりの良さがありますよ。冬枯れの芝生には緑の時期には感じる事のできない落ち着きや趣を感じることができますし、落葉して葉っぱをすべて落とした樹木はその樹形があらわになって力強さすら感じることができます。落ち葉のお掃除は大変ですが、少しの間くらいそのままにしておいても良いのは…。この時期だからこそ見つけることのできる季節の移ろいをぜひ楽しんでみてくださいね。

【⑥ まとめ】

いかがでしたでしょうか。

掃除や土づくりなどすぐに結果の見えない地味な作業ですが、冬の間のお手入れで1年間の植物の状態がガラっと変わってきますよ。どれかひとつでも気になる作業があれば、ぜひ実践してみてくださいね!

 


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【 Profile 】
アルテデザインガーデン株式会社
代表 栗林 宏行

ガーデン・エクステリアの設計施工の専門店【アルテデザインガーデン】代表。
これまで5000件以上の案件の設計を手掛けてきた経験から、トレンドに流されない本質を極めたデザインを提案するためADG Arte Design Gardenを設立 。香川県高松市を拠点に、大阪・兵庫・京都・徳島など他府県の物件も多数手掛た実績を持つ。一般住宅の外構・庭デザインを中心に商業施設ガーデンスペース・公園・街並み計画の他、過去には外構・エクステリア業界紙『月間 エクステリアワーク』表紙イラストの作画を担当。

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