【我が家を素敵にライトアップ！】エクステリアのバーライト実例
シンボルツリーにスポットライトを設置する…表札の上に門灯を設置する…安全に通行できるようにアプローチにポールライトを設置する…。それだけでは、エクステリアやガーデンに洗練された印象をもたらすのは難しいかもしれません。
実は、ADGブログではライティングについて何度か特集しています。
【夜の景色を楽しもう！】エクステリア＆ガーデンのライティング実例
上記ブログでもライティングのポイントや実例について様々なことを書かせていただいているのですが、今回は特にエクステリア&ガーデンに洗練されたオシャレな印象をもたらしてくれる「バーライト」について、たくさんの実例と共に詳しくご紹介したいと思います。
【もくじ】
【① バーライトってどんな照明器具？】
【② バーライトを使ったエクステリア&ガーデンの実例】
【③ まとめ】
【① バーライトってどんな照明器具？】
一般的な照明器具としてスポットライトやポールライト、壁に付けるブラケットライトなどは良く知られていることと思います。いずれもひとつひとつの照明器具が光る『点』のイメージの明かりです。それに対して、バーライトは直線型の明かりで長さを出すことができますので『線』のイメージの明かりといえます。
バーライトにも様々な種類がありますが、アルテデザインガーデンでよく使用しているのはLEDのバーライト。小さなLEDを並べて棒状にしたものです。
スリムな照明器具になりますので、器具自体を見せずに間接照明として使うことによる空間の演出に向いている照明です。フローティングステップに仕込んだり、壁面に取り付けるなど様々なシーンに活用する事ができる優れものなんです！
アルテデザインガーデンでは、このバーライトによる『線』の明かりと一般的なスポットライトなどの『点』の明かりをバランスよく設置することで「あれ？あのおウチなんだかステキだな…」と思われるエクステリア・ガーデンを作り上げています。
【② バーライトを使ったエクステリア&ガーデンの実例】
ここからはバーライトを使用したアルテデザインガーデンの設計・施工実例をご紹介していきます。建築デザインの雰囲気や作りたいエクステリア・ガーデンのイメージによってその使い方は多岐に渡りますので、ぜひ参考にしてくださいね。
【②-1 フローティングステップを魅せるバーライト】
ノイズレスデザインの平屋住宅に合わせたエクステリアは、コンクリートと砂利と植栽、そしてノイズレスなカーポートのみ。
特に床面のコンクリートは素材が厳選されているからこそ、目地の入れ方やフローティングステップで高低差を演出するなどデザインにこだわっています。デザインの要であるフローティングステップに仕込まれているのがバーライト。
日中は静けさを感じるミニマルな印象ですが、夜の景色は一変。バーライトや軒裏のダウンライトが点灯することで、家族をあたたかく迎える温もりのある玄関まわりが出現します。
【②-2 長さを強調するバーライト使い】
その家や建物の洗練された個性を演出する際のデザインとして、長さのあるフローティングステップは大変有効です。
1軒目はナイトシーンを重視したレストランの庭空間。
客席に座ると庭が一望でき、バーライトを仕込んだタイルテラスが目前に浮かび上がります。目隠しのコンクリート壁と列植したウエストリンギアの間にもバーライトを取付け。壁面を幻想的に照らし上げつつウエストリンギア越しに「あかりだまり」を感じられるようにして、ぬくもり感や落ち着いた印象を演出しています。
2軒目は、長さが約7メートルもあるフローティングステップが印象的なお宅。そのステップに仕込んだバーライトは、建物のダウンライトの位置やその他の照明位置をしっかり計算しているからこそ、こちらのお宅の印象を決定づけるポイントとなっているんです。
【②-3 門柱を印象的に演出するバーライト】
こちらのお宅の場合は建物とエクステリア空間の距離が近いため、室内からの明かりや元々建物に設置されているダウンライト位置を考慮して、ポイントのみに抑えたエクステリアライトをご提案。
一番の魅せ場は玄関を囲むようにデザインしたタイル張の門柱。その中でもポイントとなる部分を凹ませ、バーライトを設置しています。また、門柱に隣接するフローティングステップにもバーライトを仕込むことで魅せたい空間に自然と視線が向くように設計しています。
【②-4 個性的なプライベートガーデンを演出するバーライト】
上質でシンプルなプライベートガーデンには、アウトドアキッチンやコンクリート壁面から片持ちで支えられたオシャレなベンチを配置しています。
片持ちのベンチは脚などの構造物が無いため、ベンチ下にスッキリとした抜け感を作り出すことができます。それだけでも十分洗練された印象なのですが、さらに今回のお宅のようにベンチの下にバーライトを仕込むことでより個性的にセンスアップさせることができますよ！
【②-5 ウッドデッキの下に仕込むバーライト】
庭を積極的に活用するのに欠かせない存在のウッドデッキ。そのウッドデッキの下にもバーライトを設置することができるのをご存じでしょうか？フワリとウッドデッキが浮いたように見え、周囲の雰囲気も合わせて整えることによって幻想的な空間を作り上げることができます。
今回のお宅ではウッドデッキが中庭空間にあるため、わが家とウッドデッキを引きで見て楽しむことができます。敷地条件や建物の配置、庭の位置などをしっかりと考慮することが、わが家ならではの照明計画を作り上げる秘訣です。
【②-6 モダンアートなバーライト使い】
直線的なライティング使いで幻想的ながらもモダンなナイトシーンをご提案。
フローティングステップや壁面の裾に取り付けたバーライト。日中は気づかれない存在ですが、夜に照明が付いた瞬間に…ゲストはワクワク！家族はウキウキ！それになんだか少し誇らしい気持ちにもなったりもします。
飾らずシンプルな直線美のエクステリアに添えるのは、同じくシンプルでまっすぐなバーライト。そんなライティングで、温もりは感じさせつつも住む人の気配を消すかのような佇まいを演出しました。
【③ まとめ】
いかがでしたでしょうか。
エクステリアやお庭のライティングと聞いて頭にパッと思い浮かぶのは、一般的な門灯やスポットライトなどの『点』の明かりかと思います。そこに、今回ご紹介したようなバーライト(線の明かり)を取り入れていただくだけで一気に空間が洗練された雰囲気になりますよ。
点の明かりと線の明かりをバランスよく取り入れて、昼と夜のわが家をどちらも楽しんでみてくださいね！
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【 Profile 】
アルテデザインガーデン株式会社
代表 栗林 宏行
ガーデン・エクステリアの設計施工の専門店【アルテデザインガーデン】代表。
これまで5000件以上の案件の設計を手掛けてきた経験から、トレンドに流されない本質を極めたデザインを提案するためADG Arte Design Gardenを設立 。香川県高松市を拠点に、大阪・兵庫・京都・徳島など他府県の物件も多数手掛た実績を持つ。一般住宅の外構・庭デザインを中心に商業施設ガーデンスペース・公園・街並み計画など、デザイン性を伴う作品を得意とする。
