『余白』を大切に、直線の構造物と植物の動きのみで魅せるデザイン。

現代的な商業建築を思わせる外観は、住む人の気配を消すかのような佇まいに。

ADGが心掛ける『デザインをしないデザイン』が表現できた作品です。

幻想的なナイトシーンも直線的なライティングに。

昼間には気が付かないサプライズ的な仕掛けとなっております。

ライトアップされたファサードが、迎えるゲストのワクワク感をかき立てます。

効果的な動きを見せる植栽は、放射線を描くように斜めに植え込み。

あたかも自然な樹姿に見せつつアプローチに掛けることで、歩く人の視線を引き付けます。

シンボルツリーの『アオダモ』は8ｍを超える高さ！

他県まで足を運んで1本1本イメージしながら買い付けました。

一面タイルテラスのガーデンスペース。

山採りの植物でデザインしたエントランスとは一変して、ガーデンスペースはオージープランツが主役。

『ティーツリー』や『バンクシア』など、海外を思わせる葉色達でリビングからの景色を作ります。

絶妙な高さで外部からの視線をカットするのは、杉板コンクリートと人工木フェンス。

エントランスの打放しコンクリートとは、また違った温かみのある風合いに。

花壇のコンクリートにもちょっとした工夫が。

天端を斜めにして砂利で埋めると、エッジが目立たず違和感を消してくれます。

些細なデザインですが大切な仕掛けです。

ガーデンスペースのナイトシーンはスポットライトで抑えめに。

リビングから漏れる灯りもしっかり計算しないとなりません。

プライバシーの確保に留意した空間は、住む人のライフスタイルをかき立てます。

休日のブランチや仲間とのパーティーなど、『非日常を日常に』してくれるスペースに。

ご依頼から竣工まで大変お世話になったオーナー様。

何度もデザインを練り直しつつも、ステキな作品にすることが出来ました。

また、そのデザインをカタチにして頂いた関係者の皆様。

心より深く御礼申し上げます。