【新築で外構工事を失敗しないためには】
打合せを何度も繰り返してようやく念願のマイホームを手に入れた方でも、住んではじめてわかる不満があるようです。
いろいろな媒体が、新築後のオーナー様に現在の住まいに対してどんな不満を感じているか、変えたいと思うところのアンケードを実施しております。
今回は複数のアンケート結果を照らし合わせて、築後の不満箇所を確認していきます。
【A社 アンケート結果】
1位 収納が足りない
2位 庭が活用しきれていない
3位 キッチンの使い勝手が悪い
4位 狭い
5位 間取りが暮らしに合わない
【B社 アンケート結果】
1位 庭の手入れが大変
2位 お風呂が寒い
3位 収納が少ない
4位 ご近所付き合い
5位 日当たり
【C社 アンケート結果】
1位 立地・環境に関して
2位 建物の設備や構造
3位 間取りやレイアウト
4位 内装関係
5位 庭や駐車場などの外構
各社、対象者は地域や家族構成・世代など違うはずですが、不満は同じみたいですね。なかでも3つのアンケートすべてにランクインしているのが、『収納』と『庭・外構』への不満。意外と庭と外構への不満が多いことが分かります。
原因として考えられるのが、
1. 『外構費の予算取り』

融資を受ける際、外構計画を具体的に設計せずにこれぐらいかなという予想金額で組んでしまったら大変です。最終的に予算不足となってしまい、希望のデザインやカーポートなどの設備が叶わないことも。
2. 『外構計画が遅い場合』
どうしても建物の計画が優先となってしまい外構や庭については終盤以降に。1の予算不足に繋がるうえに時間的にも疲労感からも打ち合わせ不足が重なります。
3. 『ヒヤリング不足』
これもまた連動したお話になりますが、新築計画の終盤ともなれば打合せの連続でとてもお疲れです。最後の最後でまだ外構となればどうしても興味が薄れてしまう場合も。そのタイミングでの打ち合わせで、納得のできるエクステリアができるでしょうか?
予算不足もヒヤリング不足も外構計画が遅いのがすべての原因です。
しっかりとした資金計画で、納得のできるガーデン・エクステリアを実現するためには、建物と同時並行した外構計画が大切なんですね。
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【ブログ作者】
アルテデザインガーデン株式会社
代表 栗林 宏行
ガーデン・エクステリアの設計施工の専門店【アルテデザインガーデン】代表。
これまで5000件以上の案件の設計を手掛けてきた経験から、トレンドに流されない本質を極めたデザインを提案するためADG Arte Design Gardenを設立 。香川県高松市を拠点に、大阪・兵庫・京都・徳島など他府県の物件も多数手掛た実績を持つ。一般住宅の外構・庭デザインを中心に商業施設ガーデンスペース・公園・街並み計画の他、過去には外構・エクステリア業界紙『月間 エクステリアワーク』表紙イラストの作画を担当。