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【外構・エクステリアのお手入れ方法】メンテナンスで綺麗に長持ち!

【外構・エクステリアのお手入れ方法】おうち時間でメンテナンス!

今度の大型連休には、これまで気になっていたけどなかなか手を付けられずにいたおうち仕事をしてみませんか?

皆さん後回しにしがちな『エクステリア』のメンテナンスは、年末の大掃除のときに年一回するかどうか。もしかしたら、年に一回すらしない方もおられるのでは?せっかくキレイなお庭やエクステリアを手に入れても、長期間放っておくと徐々に劣化して汚れも蓄積されてしまいますよ。

今回は、普段目をそむけがちな外構やエクステリアのメンテナンス方法を詳しくご紹介!おうち時間が多い今だからこそ、ぜひ家族みんなでチャレンジしてみてくださいね。

 

【もくじ】
【① メンテナンスの重要性】
【② 床材のメンテナンス方法】
【③ 壁材のメンテナンス方法】
【④ 白華現象について】
【⑤ アルミ・ステンレス製品のメンテナンス方法】
【⑥ ウッド製品のメンテナンス方法】
【⑦ きれいに見せるコツ!】
【⑧ まとめ】

 

【① メンテナンスの重要性】

お手入れやメンテナンスをする目的は、エクステリアやお庭をキレイに美しく保つということが大きいですが、じつはもっと大切な目的があります。

定期的にメンテナンスをすることで素材を長持ちさせることはもちろん、普段は気が付かなかった変化に気づくことができますよ。例えば、ウッドデッキの下を覗いてみたら柱が腐りかけていた…とか、手すりを掃除していたら、あれ?なんかグラグラする…など。

美観だけではなく安全性を保つためにも普段からのメンテナンスが重要なんです。

 

【② 床材のメンテナンス方法】

家族が毎日歩くアプローチや車の出し入れをするガレージには、皆さんこだわりの素材を使用していますよね?人の目に触れる機会が多いエリアは日々のお手入れが大切。できるだけ長く安全できれいな状態で利用していきましょう。

【②-1 コンクリート舗装】

ガレージなどに使用されるコンクリート舗装は耐久性に優れていてほとんどメンテナンスは必要ありませんが、ひび割れができることがあります。

コンクリートは長い時間をかけて硬化していくのが特徴で、気温の変化により収縮を繰り返します。そのため表面にヘアクラックと呼ばれる、髪の毛程度の細いひび割れが発生。ヘアクラックは自然現象なので構造的に問題ありませんが、内部のワイヤーメッシュ(鉄筋)に水分が届くほど割れているなら補修が必要です。錆びの進行を止めるためにもクラック用補修材でメンテナンスしてくださいね。

コンクリート舗装は広い面積に使用されていることが多いので、掃除は家庭用の高圧洗浄機がおススメ!吹き出しノズルは狭く設定すると強すぎて落書きしたような跡が付いてしまうので、広めに設定してくださいね!

また、狭い範囲の汚れは濡らしたメラミンスポンジで擦ると落ちることが多いですよ!

 

【②-2 タイル】

エクステリアで使用するタイルは、屋外専用タイルなので滑らないように表面がザラザラ加工されています。

このザラザラが厄介なので、大掃除などで高圧洗浄機を引っ張り出す場合はコンクリートなどと一緒に丸洗いが簡単!部分洗いならデッキブラシでゴシゴシ擦ってくださいね。目地と呼ばれるモルタルに汚れやコケが付きやすいので、特に念入りに擦りましょう!

鉄製のイスの足元についた錆び汚れには歯磨き粉やクレンザー。しつこいもらい錆びなら除光液などがおススメ!最後はしっかり拭きとって下さいね。

 

【②-3 自然石】

自然石の表面は、デコボコしているのが風合いでもあり一番の魅力。味わいがあって良いのですが、その反面汚れなどは溜まりやすくなるので、植物への水やりついでにサッと洗い流す習慣を付けましょう。

頑固な汚れには市販の石材用洗剤を使ってみては?汚れの予防で自然石保護材や防汚剤でコーティングすることも可能ですよ。

お近くのホームセンターや通信販売で手軽にお買い求めいただけます。

 

【③ 壁材のメンテナンス方法】

門柱やデザインウォールなど、目立つところが汚れているとなんだか気分がスッキリしませんよね。大気中の汚れや排気ガスなどの影響を受けやすいので、素材に合ったメンテナンスでキレイな外観を保ちましょう!

【③-1 塗り壁・吹付塗装】

淡い色の塗装では、どうしても雨だれによる黒ずみが目立ってくる場合があります。

雨だれは壁面の頭に積もったホコリや、大気中の汚れが雨と一緒に流れ落ちたもの。予防としては定期的に積もった汚れを洗い流すのが一番大切。そこまで頑固にこびりつくことはなくなりますよ。

水洗いだけでは落とせない汚れは中性洗剤とやわらかいブラシでメンテナンス。花壇が近くにある場合には、しっかり拭きとってからたっぷりの水で流してくださいね。

 

【③-2 コンクリート塀】

コンクリートの壁は定期的に水洗いをすることでキレイな状態が保てます。気になる汚れや雨だれには中性洗剤を使ったブラッシングで落としましょう。面積が広い場合は高圧洗浄もオススメです。

また、新品同様のコンクリートを保つなら撥水剤を塗布することで雨染みを防ぐことができます。耐年数が短いので定期的な塗り直しが必要となりますが、気になる方は取り扱いのある専門店へご確認ください。

 

【③-3 レンガ】

レンガは時間の経過によって味わいが深まる素材。

素朴で温かみのある自然な風合いが特徴なのでピカピカにしておかないと!というわけではありませんよね。レンガのメンテナンスで注目するのは目地部分。レンガとレンガをつなぐモルタル部分にひび割れや剥離が起こるとレンガが外れてしまう原因となります。

また、レンガの表面に白い粉が付着したような現象が気になるかもしれません。

じつは『白華現象』と呼ばれるもので、レンガやタイルによく見受けられます。お手入れ方法などは次の章をご参考に!

 

【④ 白華現象について】

レンガやタイル、コンクリートの表面に白く固まった結晶のようなものを見かけたことはありませんか?

『白華現象』と呼ばれるもので、モルタルやコンクリート中のアルカリやカルシウム成分などが表面に現れて、白い結晶のように沈着する現象です。吸水性の高い素材であるレンガやタイルは、施工時のモルタルの水分を吸ってしまうので時間の経過とともに表れやすい素材です。

メンテナンス方法としては、まず大まかにへらやブラシで白い部分を取り除きます。その後、弱酸性の洗剤(トイレ用洗剤等)を水で薄めて洗っていきますが、ブラッシングはしぶきが飛ぶので眼鏡や手袋でしっかり保護をしてくださいね。

また、近くに植物がある場合も養生をしっかりするようにしましょう。

 

【⑤ アルミ・ステンレス製品のメンテナンス方法】

エクステリアや外構で多く使用されている金物といえば「アルミ」ですね。そのほかにもスチールや鉄・ステンレス・真鍮などさまざまな製品に使用されています。今回は、代表的な「アルミ」と「ステンレス」のお手入れ方法をご紹介します。

【⑤-1 アルミ製品】

アルミはスチールなどに比べると腐食しにくい材質ですが、絶対に腐食しないわけではありません。

砂やホコリ・塩分などが付いたまま長期間放置してしまうと、空気中の湿気や雨の影響を受けて腐食が発生することも。特に海岸地域の方や交通量の多い道路沿いにお住いの方は、こまめなお手入れをおススメします。

メンテナンス方法はとても簡単!年に1回~2回の頻度で表面の砂やホコリを掃き落として、水で濡らした布やスポンジで全体を拭き上げます。最後に硬く絞った布で全体の水分を拭きとって終しまい。

天気の良い日の水やりついでに、門やフェンスに水をかけてホコリを落とすだけでもいいですよ!

 

【⑤-2 ステンレス製品】

表札やポストに使用されるステンレスも腐食しにくい素材ですが、アルミと同様に汚れを長期間放置してしまうと錆が出てくる恐れがあります。年に3回~4回の頻度で水洗いをして柔らかい布で拭きとってください。

ヘアラインと呼ばれる細かいラインの入った表面仕上げは、ラインの目に沿って拭いてくださいね!

 

【⑥ ウッド製品のメンテナンス方法】

エクステリアやガーデンシーンには、ウッドデッキやフェンス・ガーデンファニチャーなどさまざまなウッド製品が使用されています。また、ウッド製品とひと口に言っても天然木の他にも樹脂製の人工木の利用も増えています。

それぞれの特徴に合わせたメンテナンス方法で寿命を長持ちさせてくださいね。

【⑥-1 天然木】

ウッドデッキなどは普段は砂やホコリを掃く程度で大丈夫ですが、天然木で重要なのは常に水はけを良くすること。表面の汚れを放置してしまうと板目に汚れが溜まってしまい、結果雨などの水分も溜まったままになってしまいます。

腐りやすい条件になってしまいますよね?

ソフトウッドの場合は、表面の塗装は1年~2年での塗り替えが必須!まずは、汚れや既存の塗料を水洗いと研磨で取り除いて十分に乾燥させます。汚したくない部分はしっかり養生してから木目に沿って塗装剤を塗布していきましょう。1回で塗ってしまわずに、薄く2回に分けて塗っていくのがきれいに仕上げるコツですよ!

 

【⑥-2 人工木】

エクステリアメーカー各社から販売されている樹脂デッキは、腐食に強くメンテナンスがとても簡単。

軽い汚れは濡らした布でふき取る程度で、ひどい汚れは中性洗剤でブラッシング。長年使用したことで付いた浅い傷は、目の細かいサンドペーパーで擦ることで目立たなくすることができます。車のコンパウンドと同じで、表面の層の厚み以内の傷なら再生可能ですのでチャレンジしてみてくださいね。

 

【⑦ きれいに見せるコツ!】

エクステリアや外構は人の目に触れる機会が多いですが、特にゲストの印象を左右するのは玄関部分。あなたが友人のお宅に行った際、表札がホコリまみれだったりインターホンにクモの巣が張っていたらどう思います?

住んでいるとなかなか気づかなくなってしまう玄関部分は、特にこまめなチェックが必要!

スッキリキレイな玄関でゲストを迎えてくださいね。

 

【⑧ まとめ】

いかかでしたでしょうか?

エクステリアはメンテナンスが大変なイメージだったかと思いますが、メンテナンスポイントを押さえるだけで簡単お手入れが可能です。また、メンテナンス次第で素材の寿命を延ばして、より安全な環境も維持できます。

時間とお天気を味方につけて、キレイで安心安全なエクステリアを手に入れてくださいね!

 

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【ブログ作者】
アルテデザインガーデン株式会社
代表 栗林 宏行

ガーデン・エクステリアの設計施工の専門店【アルテデザインガーデン】代表。
これまで5000件以上の案件の設計を手掛けてきた経験から、トレンドに流されない本質を極めたデザインを提案するためADG Arte Design Gardenを設立 。香川県高松市を拠点としており、大阪・兵庫・京都・徳島など他府県の物件も多数手掛た実績を持つ。一般住宅の外構・庭デザインを中心に商業施設ガーデンスペース・公園・街並み計画の他、過去には外構・エクステリア業界紙『月間 エクステリアワーク』表紙イラストの作画を担当。施工例はエクステリアメーカーのカタログ等に多数掲載されている。

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