【冬の庭木の水やりについて】
寒さも本格化し風が強い日などは冬って感じになってきましたね。
昔は水たまりに張った氷を割りながら学校に向ったものですが、最近あまり見かけない気が…
これも温暖化の影響なんでしょうか?
今回はそんな冬場の庭木の水やりについて触れてみたいと思います。
まず庭木で重要な管理項目として
1.水やり
2.施肥
3.剪定
4.防虫
この4つが挙げられます。なかでも特に重要なのが『水やり』。
特に植え付け後間もない樹木は根にダメージを追っていたり、自分で水分を吸収できない状態なので人の手助けが必要です。なお、水やりは少ない量を何度もするのではなく、1回の水やりでたっぷりあげるようにしましょう。
回数を多くして根が水を吸収しきれない状況が続くと土の中の酸素が不足して根腐れをおこします。しっかり乾燥した状態を確認して水をたっぷりあげることで、水が通った道が酸素を送り込んでくれる役目をしてくれるんですよ。
また、2~3mの高さの庭木などは、根鉢と呼ばれる根っこの大きさは60~80㎝。樹種によってはもっと大きいこともあります。その根鉢にしっかり水を行き渡らすためにはバケツ2~3杯の水をあげる気持ちで水やりしないと、意外と深い部分の根まで浸透しないのです。
この時期の水やり頻度は土の乾燥状態を確認しながらあげるようにします。晴れの日が続いて地面が乾燥している状態でたっぷりと。
冬場は乾燥しているイメージがあるので、頻繁に水をあげないとと思いがちですが土の中は意外と乾燥していません。気温が低く蒸発しにくいのと、植物の活性が低くい季節なのであまり水分を必要としないからなんです。
最後に水やりの時間ですが、冬場は午前中から昼過ぎまでにあげましょう。夕方にあげてしまうと冷え込む夜に水分が凍ってしまいダメージを追ってしまいますので注意してくださいね。
水やりの次に大事な施肥。冬場の施肥については、下記でご紹介しております。
是非チェックしてくださいね。
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【ブログ作者】
アルテデザインガーデン株式会社
代表 栗林 宏行
ガーデン・エクステリアの設計施工の専門店【アルテデザインガーデン】代表。
これまで5000件以上の案件の設計を手掛けてきた経験から、トレンドに流されない本質を極めたデザインを提案するためADG Arte Design Gardenを設立 。香川県高松市を拠点に、大阪・兵庫・京都・徳島など他府県の物件も多数手掛た実績を持つ。一般住宅の外構・庭デザインを中心に商業施設ガーデンスペース・公園・街並み計画の他、過去には外構・エクステリア業界紙『月間 エクステリアワーク』表紙イラストの作画を担当。施工例はエクステリアメーカーのカタログ等に多数掲載されている。