【外構や庭におすすめはやっぱり常緑樹or落葉樹?】
私の自宅近くにある閑静なお宅は、毎朝玄関や道路、お庭を掃き掃除をして打ち水をされています。
夏場などにそのお宅の前を通ると、打ち水のあとの土やアスファルトから上がるなつかしい夏の香りになにか心が癒されています。
外回りの掃除をするのはとても大変ですが、大切にしたい光景でもありますね。
【常緑樹と落葉樹の特性について】
ガーデン・エクステリアの設計依頼を受けるときよく『落ち葉がない常緑樹にしたい』とのリクエストをいただきます。
シンボルツリー1本だけなら常緑樹でもよいかなと思いますが、数本全部となると少し常緑樹と落葉樹の特性のご説明を添えています。
まず常緑樹ですが落葉しないわけではありません。
冬にも緑の葉をつけて葉を落とさないイメージですが、新しい芽を出した後に古い葉を落としているので枝だけにならないだけ。庭木によく植えるソヨゴやヤマモモなどは、春と秋2度の落葉期があります。
落とす葉の量も落葉樹とそれほど変わらないので、様々な常緑樹を植えると通年落ち葉の掃除をしないとならないことも。
一方落葉樹の葉が落ちるのは地域にもよりますが、10月後半から11月中旬にかけての数週間。同じ時期にまとめて落葉しますし期間も限られています。
落ち葉掃除の手間だけで考えたらどちらがよいでしょう?
【樹木の選定のコツ】
メンテナンスを考えるなら、植える場所と種類を選定します。
落ちた葉の掃除が必要なのは道路際やガレージ・芝生やコケの上など。奥行きの深い花壇の中なら落ち葉は肥料になって土が豊かになりますよね。
余談ですが、雨のあがった翌日などの落ち葉の掃除…
カツラやハナミズキなど葉の大きい落ち葉は地面に張り付いてほうきで掃きにくくなります(笑)ですので、テラスやデッキをくり抜いて植える場合は、葉の小さい落葉樹や常緑樹をセレクトしています。
常緑樹は冬場の寒々しい中でも爽やかに枝を揺らして枝だけの落葉樹をフォロー。落葉樹は芽吹き・深緑・紅葉と四季折々目を楽しませて
くれて花もキレイ。
どっちもいいところがあるので両方植えるのはどうでしょう?
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【ブログ作者】
アルテデザインガーデン株式会社
代表 栗林 宏行
ガーデン・エクステリアの設計施工の専門店【アルテデザインガーデン】代表。
これまで5000件以上の案件の設計を手掛けてきた経験から、トレンドに流されない本質を極めたデザインを提案するためADG Arte Design Gardenを設立 。香川県高松市を拠点に、大阪・兵庫・京都・徳島など他府県の物件も多数手掛た実績を持つ。一般住宅の外構・庭デザインを中心に商業施設ガーデンスペース・公園・街並み計画の他、過去には外構・エクステリア業界紙『月間 エクステリアワーク』表紙イラストの作画を担当。施工例はエクステリアメーカーのカタログ等に多数掲載されている。