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【愛犬が快適に過ごせる庭造りのコツ!】

【愛犬が快適に過ごせる庭造りのコツ!】

犬や猫などのペットは、なぜか家に来た瞬間から家族の一員となりますよね。

飼い始めの小さい頃は愛くるしい仕草で楽しませてくれますし、成長しても人懐っこさがいっそう嬉しく思えたり。永く一緒にいればいるほど絆が強くなっていく家族そのもの。

そんな家族の一員である愛犬と遊ぶ庭は、一戸建てでないとできない夢のスペース。

そこで今回は、これからの新生活で愛犬と楽しく安全に過ごせるペットガーデン造りのコツを紹介。自宅にドックランを作る予定の方や、愛犬の安全を考えた庭作りのコツとなっていますので、ぜひご覧ください!

 

〖目次〗

【① ドックランを作る注意点】
【①-1 ドックランスペースの作り方】

【①-2 ドックランスペースの脱走防止】
【② 犬目線の設計が大事】
【②-1 犬種や年齢によって高さを設計】

【②-2 熱中症対策 タイル・コンクリート】
【③ 無駄吠えの解消方法】
【④ 犬に有害な植物に注意!】
【④-1 注意が必要な植物】

【⑤ 排泄物の注意点】
【⑤-1 花壇や植物に注意】

【⑤-2 屋外トイレの設置】

【⑥ まとめ】

今までペットガーデンを設計した事例をもとに、オーナー様からの具体的な声も含めてご紹介しますね。

 

【①ドックランを作る注意点】

人懐っこかったり引っ込み思案だったり、犬にもいろいろ個性がありますよね。

外遊びが大好きな愛犬だったら、外出だけでは物足りません。お庭で元気に走り回れるドックランはそんな愛犬にピッタリのスペースです!

【①-1 ドックランスペースの作り方】

愛犬がストレスなく遊べる環境としては、足にやさしくて疲れたあともゆっくりくつろげる芝生やウッドチップ敷きがオススメ。最近では本物と見間違うほどの人工芝もあり、なんと抗菌効果があるものも!

本来は土のままの状態でも十分なんですが、部屋にあげるときに足を拭いたり、雨上がりのあとに遊べなくなってしまいます。

あと、地面を掘って遊ぶのが好きな愛犬なら天然芝は不向きランナーと呼ばれる地下茎をボロボロに切ってしまうので芝生が枯れる原因となってしまいます。

愛犬の性格を見極めて選択しましょう!

【①-2 ドックランスペースの脱走防止】

愛犬が自由に走り回れる環境としては脱走防止や転落防止をしないとなりません。犬種にもよりますがフェンスやネットで囲う方法が一般的。設置の際は高さと強度に十分注意して、万が一でも脱走しないように気をつけましょう。

ティーカッププードルやチワワ、ペキニーズなどの小型犬であれば、ジャンプして前足が届かない高さに設定すれば十分。ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなどの大型犬は体重が20㎏以上にもなるので設置柵の強度はしっかり確保してくださいね。

ティーカッププードル/体高20㎝以下で平均体重は1.5~1.8㎏ほどの小型犬。

チワワ/体高15~23㎝平均体重は1.5~3㎏の小型犬。

ペキニーズ/体高20㎝前後平均体重は5㎏前後の小型犬。

ラブラドールレトリバー/体高60㎝前後平均体重は30kg前後の大型犬。

ゴールデンレトリバー/体高60㎝前後で平均体重は25~34kgの大型犬。

 

また、庭全体を囲うのに無理があるオープンスタイルのお庭の場合は、ドックステイや両端を地面に打ち付けて移動できる稼働タイプのリードを使用すれば解決しますよ!

 

【②犬目線の設計が大事】

 

【②-1 犬種や年齢によって高さを設計】

まず一緒に過ごしている愛犬の目線になってみましょう!

種類によって大きさも違えば、ひとりひとり年齢も違います。ペットガーデンは、部屋から直接屋外へ出ることが多くなるので、ウッドデッキやタイルテラスをリビング前に設置することがありますよね。そのような場合、窓から降りるときの段差や階段の高さなど愛犬の歩幅や大きさに合わせて設計しないとなりません。

意外と忘れがちなのが部屋の窓から降りる段差。

窓のサッシは歩きづらいので、またいで降りるのに無理のない高さを設定しましょう。

【②-2 熱中症対策 タイル・コンクリート】

使用する素材は熱くなりにくい天然木や人工木のウッドデッキ。タイルデッキなら屋根の軒先の長さを確認して日影ができるかチェックしましょう!もし日影ができない立地なら、シェードなどで工夫してみるのもいいですよ。

あと、遊ぶスペースは歩きにくい大粒の砂利を敷き詰めたり、照り返しのあるコンクリートなどは犬にとっては不向きですので注意が必要です。

地面から数十センチの身長の犬にとっては、照り返しは人間以上!気温が35℃の日ならば50℃以上の暑さになることも…

犬目線の設計はとても重要なことなんです。

 

【③ 無駄吠えの解消方法】

これも愛犬の個性によって変わってきますが、警戒心が強くて見知らぬ人や動くものにすぐ反応してしまう場合。吠えること自体は犬にとってはご主人様に危険を知らせたり、威嚇していたりと安全を思ってのこと。

『無駄吠え』とよく言いますが、吠えるのには本人なりの理由があって意思表示なんですね。

一般的には、狩猟犬だったダックスフンドやビーグル、気性が荒いヨークシャーテリアなどは無駄吠えが多いといわれています。ポメラニアンやチワワなど怖がりな性格も不安を感じると吠えやすいですよね。

ダックスフンド/ドイツ語でダックスはアナグマを意味し、フントは犬。アナグマやキツネ・野ウサギの狩猟を目的に交配。

ビーグル/イギリスのスポーツであったウサギ狩りに用いられていた狩猟犬。獲物を追いながら鳴き続ける習性を持つ。

ヨークシャーテリア/イギリスのヨークシャー地方で家屋のネズミを捕まえる間接狩猟犬として交配。

 

ただ、今の現代社会では人間にとって迷惑な場合があるだけなので、この際できるだけ解消してあげることも可能です。屋内で飼っている場合は、床から犬の目線の高さをチェック。それより少し高い壁やフェンスで庭を囲うと無駄吠えの軽減になります。その際は道路と塀の高さも考慮して、歩いている人のあたまが見えてしまったり、隙間から人影や車のヘッドライトが見えないように目隠しむタイプの素材をセレクトしましょう!

ほんの少しの工夫で愛犬のストレス軽減につながります。

 

【④ 犬に有害な植物に注意】

愛犬を連れての散歩などで、道端に生えている草をむしゃむしゃ食べますよね。

繊維質の多いイネ科の細長い葉を好んで食べますが、毛づくろいで飲んでしまった毛などを吐き出すために食べているといわれています。御飯がまずいわけでもお腹がすいてるわけでもないんですよ。

犬は本能的に食べていい植物は見極めていますが、なかには有害な植物もあるんです。幼少期の好奇心の旺盛な時期に間違って食べてしまっては大変。ペットガーデンと一緒に花壇も作る場合は植える植物に注意しましょう。

【④-1 注意が必要な植物】


・アマリリス
球根から育てる多年草で、5~6月にユリに似た6弁花を散形につけます。症状は悪心、嘔吐、下痢、血圧低下など。


・クリスマスローズ
ヨーロッパ原産の多年草でガーデニングでは人気の品種。症状は口腔の灼熱感、腹痛、胃炎、下痢、不整脈、血圧低下、心臓麻痺など。


・アサガオ
子供たちにも人気のアサガオ。症状は嘔気、嘔吐、瞳孔散大、血圧低下など。


・イチジク
西アジア原産の落葉樹。スイーツなどに利用され人気の果樹。症状は皮膚のシミ、粘膜のびらんなど。

そのほかにも、アザレア・アマリリス・イヌサフラン・オシロイバナ・ニセアカシア・ポインセチア・ホウセンカ・ユズリハなど多数あります。また、散歩中に注意が必要な種類として、キョウチクトウ・シキミ・スズラン・トウゴマ・ドクウツギ・ドクセリ・トリカブトなど。

公園や山地、畑などよく見かけるものもありますのでご注意くださいね。

 

【⑤ 排泄物の注意点】

愛犬の性格によっては、お散歩のときなど外でしか排泄しない場合もありますよね。

もともとテリトリーを持っているのでマーキングは当たり前の行動。ドックランや庭先でもマーキングをすることもありますので注意点をご紹介します。

【⑤-1 花壇や植物に注意】

犬のオシッコはPH4.5~7の酸性。たまに植物にかかるくらいなら問題ありませんが、常に同じ場所でマーキングするならやはり枯れてしいます。天然芝の近くなどにリードでつないでクルクルと移動できない場合など、同じところにするしかありませんのでご注意ください。

【⑤-2 屋外トイレの設置】

砂利や土などしみこみやすい状態でも匂いはどうしても残ってしまいます。清潔な状態でペットガーデンを保つならホースで流せる簡易的な屋外トイレの設置がおススメ!

コンクリートなどに排水溝を設置して、近場に立水栓を置くだけ。マーキングの時はそのまま流せますし、泥汚れなども洗えて一石二鳥。

お湯の出る混合水栓ならシャワーでシャンプーもできますよ!

 

【⑥ まとめ】

ペットガーデンを作る際は、
① 快適な床材と脱走防止柵が必要。
② 高さと地表温度に注意。
③ 警戒心が強い場合は目隠し対策を。
④ 有害な植物を植えない
⑤ 立水栓・シャワーの設置
以上がポイントですのでチェックしてみてくださいね。また、これから犬を飼う予定の方は犬種の特徴や性格をしっかり調べてから決めましょう。

ペットガーデンは設計の際の注意点を守れば自然に近い安全な環境を作ることができます。愛犬の健康やストレス解消にもつながる快適なスペースとなるはず。

屋内と違い、お庭はある意味公共的な場所ですので近隣に配慮した設計が不可欠となります。お近くのガーデンデザインのプロと相談しながら『ウチの子』にあった素敵なペットガーデンを作ってみてはいかがですか?

 

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【ブログ作者】
アルテデザインガーデン株式会社
代表 栗林 宏行

ガーデン・エクステリアの設計施工の専門店【アルテデザインガーデン】代表。
これまで5000件以上の案件の設計を手掛けてきた経験から、トレンドに流されない本質を極めたデザインを提案するためADG Arte Design Gardenを設立 。香川県高松市を拠点に、大阪・兵庫・京都・徳島など他府県の物件も多数手掛た実績を持つ。一般住宅の外構・庭デザインを中心に商業施設ガーデンスペース・公園・街並み計画の他、過去には外構・エクステリア業界紙『月間 エクステリアワーク』表紙イラストの作画を担当。

 

 

 

 

 

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