【非日常をエクステリア&ガーデンに!】アジアンテイストの植物
以前訪れた心地よいリゾートホテル…。あんな優雅な空間が自宅にあったらと思ったことはありませんか?身近な庭で非日常な時間を過ごせたら最高ですよね。デザインや素材を工夫して雰囲気を再現することもできますが、庭やエクステリアで植える植物を変えるだけでテイストを変えることもできますよ。
今回はアジアンテイストの雰囲気を演出するためには欠かせない、オススメの植物をご紹介しますね!
【もくじ】
【① 好みのテイストをエクステリア&ガーデンに】
【② アジアンテイストを演出する植物】
【③ まとめ】
【① 好みのテイストをエクステリア&ガーデンに】
家を新築したりリフォームをする場合には、当然自分の好みのテイストや雰囲気にデザインをしていきます。エクステリアや庭の植物もそんなテイストに合わせて選ぶのは大前提。例えば純和風のテイストのお宅には、それに合う植物を使うことでより一層雰囲気が際立ってきますよね。あなたの作りたいイメージに合わせて、数ある植物の中から雰囲気の合うものをチョイスすることが大切になりますよ。
【② アジアンテイストを演出する植物】
【②-1 メリアンサス・マヨール】
南アフリカが原産の『メリアンサス・マヨール』。聞き慣れない名前かと思いますが、鳥の羽のようなギザギザの葉がオリエンタルな雰囲気を醸し出すことから園芸家の間では人気の品種なんです。耐寒性の多年草ですが、気温が-5℃以下になる地域では地上部が枯れることも。また、夏の高温時の管理も地域によっては葉にタメージがでる場合もあるので、育てる場所ごとにコツを掴むようにしましょう!
成長すると2m程まで伸びて葉っぱも一枚一枚が60㎝くらいまで大きくなるので、スペースに余裕を持って植えてくださいね。
【②-2 カンナ】
大型種では高さ2m近くにもなる『カンナ』。明るく鮮やかな色の花に注目しがちですが、じつは特徴的な葉っぱがアジアンテイストにピッタリなんです。銅葉や斑入りの葉のほかにチョコレート色の縞模様が入る『カンナ・クレオパトラ』という品種も美しく、パッと目を引く庭のフォーカルポイントになりますよ。
暑さにとても強いので、高温期に水や肥料をあげるとぐんぐん成長します。冬は冬眠するので水やりは控えめに。また、-7℃以下になる寒冷地での越冬は厳しくなるのでご注意ください。
【②-3 アカンサス】
濃緑色で光沢のある大きな葉を広げて高さ1mにもなる花穂を伸ばした姿が美しい『アカンサス』。庭に植えるだけで力強い存在感で見る人の目を引き付けます。地中海沿岸が原産でギリシャの国花にもなっている多年草ですが、その特徴的な姿はアジアンテイストの庭のオーナメンタルプランツとしての役割をしっかり果たしてくれますよ!
『アカンサス』には『トゲ』の意味があって、花の付け根に鋭いトゲがあることに由来しています。お手入れの際には気を付けてくださいね。
【②-4 コルディリネ】
ニオイシュロランが原種で、赤銅色や青銅色の『コルディリネ』は園芸用の改良品種です。『インディビザ』や『オーストラリス』は最近のエクステリアでは定番の品種となっています。
存在感のあるシャープな葉っぱは、花壇の中ではエキゾチックなワンポイントとしてよく利用されます。耐寒性もあり関東以西では地植えも可能なので、日当たりが良く風通しの良いところを選んで植えてあげましょう。同じ『コルディリネ』の仲間には、耐寒性が弱く観葉植物として楽しまれている品種もたくさんあります。
【②-5 ヤツデ】
美しく艶のある濃緑色の大きなうちわのような葉っぱが印象的な『ヤツデ』。1本植えるだけでそこは何となくアジアンテイストになってしまう…そんな低木です。陰樹として代表的な存在の『ヤツデ』は、午前中に数時間程度しか日が当たらないような日陰でもしっかりと成長してくれます。花の少ない11月~12月に白い球状の花を咲かせてくれるのも嬉しいですよね。白や黄色の斑が入る品種は、日陰を明るく見せてくれる効果もありますよ!
【②-6 マホニア コンフューサ】
冬場に黄色い花を付けて庭を鮮やかに彩ってくれる『マホニア コンフューサ』は、常緑樹で低木としてホリュームもあることからエクステリアやガーデンでも人気の品種。別名が『ナリヒラヒイラギナンテン』ということから分かるように『ヒイラギナンテン』の仲間で、葉っぱはギザギザではなく細くしなやかなのが特徴です。日陰でもよく育ち周りの植物と調和しやすいオールマイティな植物といえるでしょう。
【②-7 ネムノキ】
『ネムノキ』は東北以南に生育する落葉の高木樹です。葉っぱは夕方ごろになると折りたたまれ、その姿が眠りにつくように見えることから『ネムノキ』と名付けられたそう。シダの葉のような細かい葉っぱは、一般的な植物とは違ったオリエンタルな雰囲気を醸し出してくれますよ。
花が終わった9月~10月頃には、豆のようなサヤに入った実をつけますが、その様子はとてもユニークで愛着のわく一本になると思います。
【②-8 ブラシノキ】
花がビンを洗うブラシのように見えることから、英名は『ボトルブラッシュ』と呼ばれている見た目も名前もユニークな植物。オーストラリアが原産ですが、日本では明治以降から庭木として利用されてきたので見覚えのある方も多いのではないでしょうか?
情熱的な花色は、オリエンタルな雰囲気にもリゾート風の雰囲気にもよく合うことから、異国情緒を演出したい場面でよく利用します。太陽の陽がよく似合う育てやすい常緑樹ですよ。
【②-9 スモークツリー】
初夏に咲くピンク色の花が、遠目から見ると煙がのぽっいてるように見えることから名前のついた『スモークツリー』。特徴的な葉色や花がアジアンテイストの庭にマッチする育てやすい落葉樹です。『スモークツリー』には雄と雌の株があり、煙のような花を咲かせるのは雌の株。エクステリアやガーデンではカラーリーフプランツとしてもとても人気で、その特徴的な花を見かけたこともあるのではないでしょうか?
根付いたら水やりの心配もいらない丈夫な木ですが、成長が早いのでスペースのある場所に植えてあげるようにしましょう!
【③ まとめ】
いかがでしたでしょうか?
インテリアや家具などアジアンテイストがお好きな方は多いかと思いますが、外構や庭でも植物を上手に使えばあなたの思い描くイメージを演出することができますよ!好みの植物を選んだあとは、より雰囲気を盛り上げる雑貨やライティングも計画してくださいね。
【関連記事 エクステリア・外構】
・【エクステリアや外構をシックに演出】ドライガーデンなイメージ作り
・【香川県の外構・エクステリア工事】香川ならではのメリットを紹介!
・ガーデン・エクステリアでできる最新の防犯対策
・エクステリアデザインとは?おしゃれな外構のコツとポイント
・【エクステリア・外構プランの考え方】計画前のコツとポイント!
・【エクステリアのメリットとは?】外構がマイホームにもたらす効果!
【関連記事 ガーデン・庭】
・【外構・お庭の陽射し対策】日除けの種類と利用方法!
・【タイルテラスのメリットと活用方法】庭にもう一つのリビングを!
・【庭をつくるメリットと素敵な使い方!】
・【愛犬が快適に過ごせる庭造りのコツ!】
・【庭にアウトドアリビングを!】ウッドデッキのある上質な暮らし方
【関連記事 グリーン・植栽】
・【エクステリア・ガーデンの基礎知識】ペットにとって危険な植物
・【梅雨のお庭にピッタリ!】雨や湿気を好む植物
・庭やエクステリアを彩る【シェードガーデンに最適な植物たち】
・エクステリア(外構)やお庭を彩る【カラーリーフ】オススメ16選
・庭で育てる人気の『クッキングハーブ』10選
・【建物を素敵に飾るシンボルツリー】エクステリアにお勧め15樹種!
・【宿根草と多年草って何?】違いを知って庭づくりを楽しもう!
【 Profile 】
アルテデザインガーデン株式会社
代表 栗林 宏行
ガーデン・エクステリアの設計施工の専門店【アルテデザインガーデン】代表。
これまで5000件以上の案件の設計を手掛けてきた経験から、トレンドに流されない本質を極めたデザインを提案するためADG Arte Design Gardenを設立 。香川県高松市を拠点に、大阪・兵庫・京都・徳島など他府県の物件も多数手掛た実績を持つ。一般住宅の外構・庭デザインを中心に商業施設ガーデンスペース・公園・街並み計画の他、過去には外構・エクステリア業界紙『月間 エクステリアワーク』表紙イラストの作画を担当。