ガーデンライフを快適に!【ガーデンファニチャーのお手入れ方法】
暖かく過ごせる日が多くなってきましたね。
お庭の樹木や街路樹だけでなく部屋内の観葉植物も春を感じて元気に活動を始めているようです。気候が安定しているこの季節になると、衣替えやインテリアの模様替えなどやっておきたい事が色々と出てきますよね。そんな中でもついつい後回しになってしまうのがお庭のメンテナンス。
お庭のメンテナンスと言っても色々ありますが、今回はガーデンファニチャーのお手入れについて詳しくお伝えしたいと思います。
購入してから一度もメンテナンスしたことが無いわ…という方も多いのではないでしょうか?これから始まるお庭のベストシーズンをキレイなガーデンファニチャーでくつろぎながら過ごす為にも、重い腰をあげてぜひやってみてくださいね!
【もくじ】
【① お手入れ作業に入る前に】
【② ガーデンファニチャーの素材別特性とお手入れ方法】
【②-1 アルミ製】
【②-2 人工ラタン】
【②-3 プラスチック(樹脂)製】
【②-4 木製】
【②-5 スチール製】
【②-6 クッション類】
【③ まとめ】
【① お手入れ作業に入る前に】
今回お伝えするお手入れ方法は素材に合わせた一般的な方法となります。商品を購入した際についてくる取扱説明書などもしっかり確認した上で最適な方法でお手入れをするようにしてくださいね。
【② ガーデンファニチャーの素材別特性とお手入れ方法】
ガーデンファニチャーには色々な素材のタイプがありますし、2種類以上の素材が組み合わされたものもあります。それぞれの素材と特性に合わせたお手入れを行うようにしましょう。また、いずれの素材についても冬場など長期間使用しない場合は屋内に保管するか、カバーを掛けるなどして保護してあげると美しさを長く保つことができますよ。
【②-1 アルミ製】
【特性】
スチールやウッド製品に比べると軽量で持ち運びのしやすさが魅力のアルミ素材。錆びにくい性質もありエクステリアやガーデンでも門扉・フェンス・カーポートなど様々な商品にアルミが使用されています。
とはいえ、アルミ製品は「錆びにくい」というだけで「錆びない」わけではありません。鉄や銅などの異種金属と長期間にわたって直接接触していると腐食する可能性がありますので注意が必要です。
ヘアピンなどをアルミ製のガーデンテーブルの上にちょいっと置いて数週間後……錆がテーブルに移ってしまっているなんてこともありますので気をつけるようにしましょう。
【お手入れ方法】
日常のお手入れは乾拭きでOK。汚れが付いている場合は中性洗剤で汚れを落とし、その後水拭きで洗剤を完全に拭き取るようにしましょう。傷を見つけた場合は傷口から錆が発生する可能性がありますので、アルミ素材に対応している防錆材で早めに補修する事をおすすめします。
【②-2 人工ラタン】
【特性】
つる性植物の「籐(とう)」の事をラタンと呼んでおり、その風合いやデザイン性を外部空間で楽しむためにポリエチレンで作られたのが人工ラタンという素材です。
本物のラタンのように編まれているので高級感もありつつ座り心地も抜群。水や汚れを弾いてくれますのでお手入れも比較的ラクチンです。とはいえ、ポリエチレンも樹脂になりますので紫外線は苦手。使用の際はクッションを合わせて使ってあげると日除けにもなりますし、お尻の部分に負荷が集中する事も防ぐことができますし、何より座り心地が格段にアップしますよ。
【お手入れ方法】
日常的なお手入れは乾拭きで十分です。汚れがついた場合には中性洗剤を使用した後、水拭きで洗剤が残らないようにしましょう。
人工ラタンは編み目のデザインが特徴ですが、その編み目にほこりが入りこんでしまう事も。月に1回程度は柔らかいブラシでホコリを掻き出したり、ハンディ掃除機でホコリを吸い込んであげるのがオススメです。
【②-3 プラスチック(樹脂)製】
【特性】
軽くて扱いやすさが魅力のプラスチック(樹脂)製のガーデンファニチャー。最近ではカラフルなものが増えてきていますよね。また、スタッキング可能な商品も多く収納のしやすさも嬉しいポイントです。
ただし長期間に渡って紫外線に当たると表面が劣化してしまい、変色や変形の可能性があります。また極度に高温、低温になる場所での使用は控えるようにしましょう。変形や割れが起こる可能性があります。
【お手入れ方法】
日常的なお手入れは乾拭きや水拭きでOKです。汚れが気になる場合のみ中性洗剤を使用するようにしましょう。変色が気になる場合は樹脂専用のクリーナーを使用するようにしましょう。
【②-4 木製】
【特性】
天然木ならではの温かみと肌触りの良さ、これが木製のガーデンファニチャーの最大の魅力ですよね。ガーデンファニチャーに使われる木材は多くがチーク材、中にはユーカリ材やアカシア材などが使われている場合もあります。いずれも防腐の為にオイルステインで仕上げられていることがほとんどですが、経年変化により必ず変色していきます。
新品の時のような色を保ちたいのであれば塗り直しのメンテナンスが必要となります。また湿気の多い場所で使用しているとカビが生えることも。定期的にチェックを行うようにしましょう。
【お手入れ方法】
日常的には乾拭きをしましょう。汚れが気になる場合は水拭きで落とした後、乾拭きをするなど乾燥させるようにしてください。表面のささくれが気になる時には軽くサンドペーパーを掛けて取り除くようにしましょう。オイルステインを塗り直す場合は、汚れをしっかり落として完全に乾燥させてから行います。全体に粗目のサンドペーパーをかけ、表面の木くずをきれいに払ってからオイルステインを塗り伸ばすようにしてください。
【②-5 スチール製】
【特性】
デザインやカラーが豊富なスチール製のガーデンファニチャー。重くて移動が大変ですが風で倒れたりしないなど、外部で使うにはそのデメリットがメリットにもなっているんです。スチール製のガーデンファニチャーには錆止めの塗装が施されていますが、やはり経年変化での錆の発生は避ける事ができません。できるだけ長く使用できるように小まめに手をかけてあげるようにしましょう。
【お手入れ方法】
基本的なお手入れは他の素材同様に乾拭きです。乾拭きで落ちない汚れは水拭きをするようにしましょう。小さな傷が錆の発生につながりますので、早めの補修が肝心です。スチール用の錆止め塗料を使うようにしましょう。
【②-6 クッション類】
【特性】
メーカーにより材質は様々ですが、基本的には通気性の良いクッション素材に撥水性の高いカバーが付いているものが多く、雨がかかっても染み込みにくかったり乾きやすい素材になっています。
【お手入れ方法】
使用後は乾拭き、もしくは水拭きをしましょう。それぞれのメーカー推奨のお手入れをされることをおすすめします。使わないときは屋内の涼しく乾燥した場所に保管すると長持ちします。専用の収納ボックスも売られているようですのであると便利かもしれませんね。
【③ まとめ】
いかがでしたでしょうか。
ガーデンファニチャーのお手入れって暑い夏や寒い冬には絶対にやりたくないですよね。春先の今だからこそ何だかやる気も出そうな気がしませんか!?ぜひ今日のブログを参考に頑張ってみてくださいね!
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【 Profile 】
アルテデザインガーデン株式会社
代表 栗林 宏行
ガーデン・エクステリアの設計施工の専門店【アルテデザインガーデン】代表。
これまで5000件以上の案件の設計を手掛けてきた経験から、トレンドに流されない本質を極めたデザインを提案するためADG Arte Design Gardenを設立 。香川県高松市を拠点に、大阪・兵庫・京都・徳島など他府県の物件も多数手掛た実績を持つ。一般住宅の外構・庭デザインを中心に商業施設ガーデンスペース・公園・街並み計画など、デザイン性を伴う作品を得意とする。