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【ノイズレスな門柱を選ぶ】オストラッペの特徴と取り入れ方

【ノイズレスな門柱を選ぶ】オストラッペの特徴と取り入れ方

外構を考えるとき意外と悩むのが機能門柱選びです。

表札、インターホン、ポストなど、玄関まわりに必要な機能をひとつにまとめられる便利な商品ですが、種類はとても豊富。単体で見ればよいと思ったものでも実際に建物の前へ置いてみると、思った以上に存在感が出ることもあります。

以前アルテデザインガーデンのブログでは、ミラタップの「オスポール」をご紹介しました。
関連記事【ミニマルな機能門柱】オスポールの施工実例をご紹介!

無駄をそぎ落とした棒状のフォルムで、今も多くの外構プランに取り入れている機能門柱です。

今回ご紹介するのは、そのオスポールの後に登場した「オストラッペ」。同じミラタップの商品で、どちらも機能をできるだけ表に出さない考え方は共通しています。

では、何が違いどのように使い分ければよいのでしょうか。

今回はオストラッペの特徴とオスポールとの違い、アルテデザインガーデンでの施工事例をご紹介します。

【もくじ】
【① おすすめの機能門柱「オストラッペ」】
【② 配置と使い方を考える】
【③ アルテデザインガーデンの施工事例】
【④ まとめ】

【① おすすめの機能門柱「オストラッペ」】

外構には門柱やポスト、カーポート、フェンスなどさまざまな商品が使われます。

選択肢が豊富だからこそ、ひとつずつの商品が必要以上に主張すると外構全体がまとまりにくくなることもあります。

スタイルのあるデザインを提案し続けているアルテデザインガーデンでは、機能性だけでなく建築や樹木、ほかの外構要素との関係まで考えながらプランに採用する商品を選んでいます。

そんなADGがおすすめする機能門柱のひとつが、ミラタップの「オストラッペ」です。表札やインターホン、郵便ポストといった必要な機能をひとつにまとめながら、それぞれの存在をできるだけ表に出さないノイズレスなデザイン。正面は凹凸が少なく一枚の黒い面として見えるため、建築や外構の中へ取り入れたときにも余計な線や切り替えを増やしません。

以前ご紹介した「オスポール」も同じく機能を目立たせない門柱です。

大きな違いは正面から見たときの形。

幅を抑えたオスポールは一本の細い棒のように見えます。一方、オストラッペは幅があり細い壁のような面として見える機能門柱です。

できるだけ存在感を抑えたいときにはオスポール。黒い面をつくり、玄関まわりを引き締めたいときにはオストラッペ。

またオスポールは後ろから、オストラッペは横から郵便物を取り出します。どちらから取り出すほうが使いやすいかによって適した設置場所も変わります。

似た印象を持つ二つの商品ですが、どちらを選ぶかは好みだけで決めるものではありません。正面からどう見せたいのか。帰宅したときにどの方向から郵便物を取り出すのか。

建物とのバランスと毎日の動線、その両方を考えながら使い分けています。

【② 配置と使い方を考える】

オストラッペを採用するときは、設置する向きと周囲のスペースを確認しておきましょう。

郵便物の取り出しは本体の側面側からとなり、扉の吊元は左右から選べます。

帰宅したときにどちら側から近づくのか。アプローチを歩きながら無理なく郵便物を取り出せるのはどちら向きなのか。さらに隣接する壁や樹木、照明などが扉の開閉を妨げないことも大切です。
表札はオプションで取り付けられますが、インターホン機器は別途用意が必要です。門灯も搭載されていないため、夜に表札や足元をどのように照らすのかまであわせて考えておきたいところです。

見た目が納まる場所と毎日使いやすい場所が同じとは限りません。道路から玄関までの動きや扉を開ける方向まで確認しておくと、設置後も無理なく使うことができます。

【③ アルテデザインガーデンの施工事例】

ここからは、アルテデザインガーデンでオストラッペを取り入れた3つの施工事例をご紹介します。マットブラック1色展開のオストラッペですが、建物との組み合わせや配置によって見え方は変わります。

【③−1 アプローチとともに玄関へ目線を導く】

グレーの外壁と木調の玄関ドアを組み合わせた落ち着きのある平屋の住まいです。

玄関へ向かってコンクリートのアプローチ兼フローティングステップを一直線に伸ばしています。オストラッペはその脇へ配置し、象徴的なアプローチとともに玄関へ目線を導く役割を持たせています。

マットブラックの色は屋根やサッシ、玄関ドアの枠と呼応させて。幅のある黒い面が加わることでコンクリートや栗石の淡いグレーを基調とした外構全体を引き締めます。

また、オストラッペを単独で置くと黒い面だけが強く見えてしまいがちです。そこで、すぐ隣に樹木を配置。枝葉のやわらかな形と組み合わせることで門柱の存在感を受け止めています。

機能門柱だけを切り離して考えるのではなく、アプローチや樹木とひとつの景色として配置した事例です。

【③−2 木調のアクセント外壁を引き立てる黒い面】

こちらの住まいでは、木調のアクセント外壁で仕上げた玄関まわりを背景にオストラッペを配置しました。

白い外壁の前に黒い門柱を置くと、色の差が強くなりすぎることがあります。この住まいのようにあたたかみのある木調を背景にすることで黒と白を直接ぶつけず、玄関まわりに落ち着いた色のつながりをつくっています。

オストラッペの右側には樹木と植栽スペース、左側には玄関へ向かうアプローチを配置。門柱を境に歩く場所と植栽のある場所をゆるやかに分けながら、幅のある黒い面で玄関前の景色を引き締めています。

【③−3 異なる質感を黒でつなぐ】

黒という色使いにこだわったこちらの住まいでは、オストラッペも同じく黒でそろえ、ひとつの景色としてつなげました。

ただし、すべてを同じ黒一色に見せるのではありません。凹凸のある外壁タイルや細いフレームで構成したカーポート、マットな面を持つオストラッペ。それぞれの質感と形に違いを持たせることで色数を増やさずに表情をつくっています。

オストラッペは駐車スペースと玄関アプローチが切り替わる位置へ配置。来客には玄関の方向を伝え、家族にとっては車から玄関へ向かう途中で郵便物を取り出せる場所です。

建物の色に合わせるだけでなく、駐車スペースから玄関へ向かう動線の中へ必要な機能を組み込んだ事例です。

【④ まとめ】

家づくりや外構計画では、どうしてもひとつひとつの商品に目が向きがちです。

この門柱が好き!このカーポートを使いたい!このフェンスが建物に合いそう!

もちろん気に入ったものを選ぶことも大切です。けれど、よいと思ったものをひとつずつ集めても住まい全体が感じよくまとまるとは限りません。

少し離れた場所から眺めたときに建物と外構がどのように見えるのか。色や形が多くなりすぎていないか。樹木やアプローチを含め、どこを見せたいのか。

機能門柱を選ぶときも商品だけを見るのではなく、住まい全体を俯瞰して考えてみてください。何を選ぶかと同じくらい、どこへ置き、周囲とどのような関係をつくるかも大切です。

ひとつの商品のよさだけではなくすべてが組み合わさったときの景色を想像すること。それが、その住まいに合う外構を考える第一歩になるのではないでしょうか。

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【 Profile 】
アルテデザインガーデン株式会社
代表 栗林 宏行

ガーデン・エクステリアの設計施工の専門店【アルテデザインガーデン】代表。
これまで6000件以上の案件の設計を手掛けてきた経験から、トレンドに流されない本質を極めたデザインを提案するためADG Arte Design Gardenを設立 。香川県高松市を拠点に、大阪・兵庫・京都・徳島など他府県の物件も多数手掛た実績を持つ。一般住宅の外構・庭デザインを中心に商業施設ガーデンスペース・公園・街並み計画など、デザイン性を伴う作品を得意とする。

 

 

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